自分でできる!プロに頼らない家のメンテナンス5選
家のメンテナンスと聞くと、プロに頼むべきと考える人も多いかもしれませんが、実は自分で簡単にできるものも多くあります。定期的なメンテナンスを自分で行うことで、修理費やメンテナンス費用を節約できるだけでなく、家を長持ちさせることができます。今回は、プロに頼らずに自分でできる家のメンテナンス方法を5つご紹介します。
1. 排水溝の詰まりを防ぐメンテナンス
キッチンや浴室の排水溝は、食べかすや髪の毛、石鹸カスなどが溜まりやすく、詰まりの原因になります。詰まりがひどくなるとプロに頼む必要がありますが、定期的に簡単なメンテナンスを行うことでトラブルを未然に防ぐことができます。
手順:
- 月に一度、排水溝に重曹をカップ1杯ほど入れ、その上からお酢をカップ1杯注ぎます。泡が立ち、汚れが溶け出すので、そのまま10分ほど放置します。
- その後、熱湯を流し込んで排水溝内を洗い流します。これで、詰まりや臭いの原因になる汚れを取り除けます。
この方法は化学薬品を使わずに環境にも優しいので、安心して使用できます。
2. エアコンのフィルター清掃
エアコンのフィルターにホコリが溜まると、冷暖房効率が下がり、エアコンの寿命も縮んでしまいます。また、カビの原因にもなり、空気が汚れてしまうことも。月に一度のフィルター掃除で、エアコンを効率的に使い続けることができます。
手順:
- エアコンの電源をオフにして、フィルターを取り外します。
- フィルターについたホコリを掃除機で吸い取り、その後水で洗い流します。フィルターが乾いたら元に戻して終了です。
この簡単な作業を定期的に行うことで、電気代の節約にもつながります。
3. 窓のシーリング(コーキング)をチェック&補修
窓周りのシーリング材は、時間が経つとひび割れたり、剥がれたりしてしまいます。これを放置すると、雨漏りや湿気が家の内部に入り込み、カビや腐食の原因になります。シーリングの状態を定期的にチェックし、問題があれば自分で補修することができます。
手順:
- ひび割れや剥がれが見つかったら、まず古いシーリング材を取り除きます。
- 次に、新しいシーリング材を隙間に沿って均一に塗ります。シーリング材はホームセンターで手軽に購入でき、使い方も簡単です。乾燥するまでしっかり待って、仕上がりを確認しましょう。
この作業は道具も少なく、初めての方でも難しくありません。
4. トイレタンクの点検と掃除
トイレタンクの中には、フラッパーやボールタップなど、水を流すための重要な部品が入っています。これらが正常に作動しないと、水漏れや無駄な水の消費につながることがあります。トイレタンクの内部を定期的に点検し、必要に応じて掃除や簡単な部品交換を行うことで、無駄な水道代を節約できます。
手順:
- タンクの蓋を外し、内部の状態を確認します。特にフラッパー(ゴム弁)が劣化している場合は、交換が必要です。ホームセンターで交換用のフラッパーを購入し、自分で取り替えられます。
- また、タンク内にカビや汚れがついている場合は、酢を使って掃除することで清潔に保てます。
トイレのタンク掃除は頻繁に行う必要はありませんが、年に1~2回程度のメンテナンスで、トラブルを予防できます。
5. 換気扇の掃除
キッチンの換気扇は油やホコリが溜まりやすい箇所です。これを放置すると、換気効率が落ちるだけでなく、火災のリスクも増します。換気扇のフィルターやファンは簡単に取り外して掃除できるので、定期的にクリーニングを行いましょう。
手順:
- 換気扇のカバーやフィルターを取り外し、中性洗剤を溶かしたぬるま湯に浸けておきます。油汚れが浮いてきたら、柔らかいスポンジで軽くこすって汚れを落とします。
- ファン部分も同様に、取り外せる場合は洗剤で洗浄しましょう。乾いたら元に戻して終了です。
この掃除を半年に1度程度行うことで、換気扇の寿命を延ばし、キッチンの空気をクリーンに保つことができます。
終わりに
自分でできる家のメンテナンスは、意外と手軽で簡単なものばかりです。これらの作業を定期的に行うことで、大きなトラブルを未然に防ぎ、家の寿命を延ばすことができます。また、プロに依頼する必要がなくなることで、コスト面でも大きな節約が期待できます。ぜひ、今回紹介したメンテナンス方法を試してみて、快適な暮らしを維持してください。